
スコアリングについて
クレジットカード会社等と異なり、消費者金融会社のスコアリングは「属性モデル像」を基本としています。
「属性モデル像」は過去のたくさんの顧客データから、利用者に一番近い属性を持つ人をモデルとし、その利用履歴等から今回利用する人の利用状況を予測し利用限度額や契約の可否を決定する方法です。
このスコアリング方式の場合、同じ属性モデル像の人は同一人物視される場合が多いので、申込み者に近いと判断されたモデル像が、金融業者において好ましくない利用履歴を有していた場合、申込み者もシステム上では好ましくない属性として判断されてしまう事があります。
信用情報機関
申込者を審査するにあたり、自社での与信の以外に他社での利用状況の把握をする必要があります。
各信用情報機関には、加盟する各金融業者の顧客情報(氏名・住所・電話番号・勤務先・etc…)や債務情報(いつ、どこで、いくら利用したのか等)が管理されています。この信用情報は新規契約時だけではなく、契約後の利用者の状況の確認(途上与信)にも利用されています。
現在、国内に5つの信用情報機関があり、金融業者の業態別にそれぞれの信用情報機関が利用されています。
信用情報機関
- 全国信用情報センター連合会
http://www.fcbj.jp/
- CIC
http://www.cic.co.jp/
- 全国銀行個人信用情報センター
http://www.zenginkyo.or.jp/
- CCB
http://www.ccbinc.co.jp/
- テラネット
http://www.teranet-corp.co.jp/
CRIN
CRedit Information Networkの略で「クリン」。
CRINとは、信用情報機関が各業態と提携している延滞に関する情報(移動情報や事故情報)、利用者が申告した本人確認書類の紛失盗難に関する情報を共有化したものであり、全国銀行個人信用情報センター・CIC・日本情報センター(JIC)の三機関がその運営にあたっており、消費者への過剰貸付の防止や多重債務者の発生防止を目的としています。
年齢
消費者金融は、メインのターゲットを20〜30代の独身者としています。これは自由に使えるお金が既婚者よりも独身者の方が多いからです。本来ゆとりがあってしかるべきな中高年が融資を受けに来る場合、返済能力(Capacity)の不安という観点から審査が厳しくなる事が多々あります。
電話
最近携帯電話だけで固定電話回線を持たない人が増えています。通常「固定電話と携帯電話の両方」「固定電話のみ」「携帯電話のみ」のパターンが考えられますが、やはり両方というのが一番有利です。次いで固定電話のみ、携帯電話のみという順番です。金融業者としては連絡が取れなくなってしまう事を恐れますので、簡単に契約・解約できてしまう携帯電話よりは固定電話の方が信用が増すのは当然ですね。
職業
職業に関してですが、金融業者としては「回収が出来るかどうか」が審査の根底にあります。ですから無職・暴力団・政治活動団体等に当てはまる場合は融資を断られるケースが多いです。また弁護士や同業者も敬遠されがちです。その他、作家、芸能人、パチンコの店員、旅館の住込み従業員、水商売、日雇い労働者等も審査上での評価は低くなります。仕事をやめてどこかにいなくなってしまったりする確率が低く、安定した職業の人を金融業者は望みます。
居住年数
これは良い所に住んでいるかどうかなどは一切関係ありません。重要なのは現住所に住み始めて何年経つかです。長い期間すんでいればいるほど、どこかに急に越してしまっていなくなってしまうといった確立が少なくなるという点と、しょっちゅう転居を繰り返している人に比べ、もしもの場合に足取りが掴みやすくなるからです。
他社借り入れ件数
消費者金融ではクレジットカード等とは異なり、「借り入れ総額」よりも「借り入れ件数(現在何件の消費者金融から借りているか)」を重要視して審査を行います。小額で何社も摘んでいる人よりも高額で1社から借りている人の方を信用性が高い人と判断します。
消費者金融では各業者によって融資OKな他社借り入れ件数が異なります。「当社は3件まで」「5件以上ある方も歓迎」といった業者ごとの基準があります。1件あたりの貸付額が低く、必要な額が借りられない人は、他社借り入れ件数の許容が低い業者から順番に融資を受けると効率がよいかもしれません(借り回りを推奨しているわけではありません)。