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先物取引(future)
先物取引とは「予め定められた期日に、特定の商品を、現時点で取り決めた約定価格で取引する事を契約する取引」の事で、取引所に上場されて取引されます。そのため、実際に市場で売買されている商品ではなく、取引条件が定型化された標準物(ひょうじゅんもの)を取引します。日本で「先物」というと「商品先物」を指す事が多いですが、日経225などの株価指数を取引する「株価指数先物」や通貨を取引する「通貨先物」などもあります。外国為替証拠金取引(FX)は金融先物取引とされますが、一般的な「先物」の定義には当てはまりません。
先物取引は、商品の種類ごとに規格と取引期日が定められていますので、取引期日は「限月」と呼ばれる月の特定の日となっています。ただし、取引期日前に反対売買を行い、損益のみを差金決済する事が多く行われています。取引期日が到来すると、商品の受け渡しが行われます。商品先物の場合、現物、または商品の倉庫への預かり証である倉荷証券で受け渡しが行われます。株価指数先物の場合、取引期日に指数の対象となる株券を受け渡す代わりに、取引期日の価格で差金清算します。
また、取引所で取引に参加できるのはそれぞれの取引所で認められた商品先物業者や証券会社などだけですので、顧客はこれらの業者に委託して取引を行います。
先渡取引(forward)
先渡取引も先物取引と同じで「予め定められた期日に、特定の商品を、現時点で取り決めた約定価格で取引することを契約する取引」の事です。しかし、実際の商品を、取引所ではなく相対で取引します。為替予約などがその例にあたります。また、(上場されている通貨先物とは異なる)「為替先物」は「先物」と呼ばれていますが、実際には先渡取引の事です。
オプション(option)
オプションとは「予め定められた期日に、特定の商品(原資産)を、現時点で取り決めた約定価格(権利行使価格)で取引する権利」と定義されています。「商品オプション」や「株価指数オプション」のように取引所に上場されているオプションの他にも、「通貨オプション」など相対で取引される様々なオプションがあります。また、単独で取引される他、仕組預金のように金融商品に組み込んで販売される事があります。
現物や先物には「売り」と「買い」しかありません。しかし、オプションには「売る権利(プット)」の「売り」と「買い」、「買う権利(コール)」の「売り」と「買い」があります。オプションは権利を買う側が売る側に「オプション料(プレミアム)」を払います。オプションを買った側は、権利を行使すると損する場合と、権利を放棄して、最大損失をオプション料に限定する事ができます。オプションを売った側は、権利を行使された場合、それに応じなければなりません。最大利益はオプション料、最大損失は無限大(プットの場合は権利行使価格)となります。
上場されている株価指数オプションの場合、取引期日は先物と同様、限月の特定の日(特別精算日)となり、その日の価格でオプションの権利行使もしくは権利放棄を行い、清算します。ただし、取引期日前に反対売買を行い決済する事も多く行われています。
オプションには単純な「オプション(バニラ・オプションまたはプレーン・バニラ)」の他、様々な条件を付けた「エキゾチック・オプション」が取引されるようになっています。「エキゾチック・オプション」には、ある条件(期間内または特定の期日にある価格に達するなど)を満たすとオプションが有効になる「ノックイン・オプション」や無効になる「ノックアウト・オプション」、または満期日に条件を満たすと決められた価値を持つ「デジタル・オプション」などがあります。