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金融まるわかりガイド > 外貨・FXまるわかり > トレードスタイル (外国為替の取引方法)

ポジション保有時間により分類されます。

スカルピング(スキャルピング)

 日本語で「小掬い商い」と訳されます。ポジション保有時間は数秒から数分程度です。1通貨単位当たり数銭の利益で手仕舞いして、小さな利益を積み重ねていきます。損失が出たらすばやく切るので、リターン・リスクとも小さいのです。しかし、小さな利益を積み重ねても、1度の大きな損失で利益を失う事もあります。また、スプレッド+手数料のコストの小さい環境で行う必要があります。

デイトレード

 日本語で「日計り商い」と訳されます。ポジション保有時間は1日以内、翌日(外国為替の場合、ニューヨーク時間の17時以降)に持ち越しません。翌日に持ち越さない事でリスクが限定されますが、日内の変動が大きければ、十分に利益を得る事ができます。ただし、株式(株価指数)や商品先物では取引時間が限られているので、取引時間外に生ずる価格変動のリスクを避ける意味でデイトレードが有効です。しかし、外国為替の場合は24時間市場が動いていますので、1日のうちに決着が付かない(更に利益が乗る、または損失が減る方向に向かう)事も多いので、デイトレードのメリットはあまり大きくありません。

スイングトレード

 ポジション保有時間は数日間です。デイトレードより大きな利益を狙えますが、逆に損失が大きくなる事もあります。外国為替の場合、指値(リミット)、逆指値(ストップ)で利益確定、損失確定を行えるので、ずっと相場を見ている必要がありません。スイングトレードではトレード回数も少ないので、気楽にトレードを行う事ができ、他の仕事を持ちながらも取り組む事ができます。また、株式(株価指数)や商品先物と違い、平日は24時間市場が動いていますので、取引時間外に生ずる価格変動のリスクもありません。また、取引時間外のリスクを避けるには、ニューヨーク時間の金曜日17時を超えて持ち越さないようにするといいでしょう。

ポジショントレード

 ポジション保有時間は数週間から数ヶ月です。スイングトレードよりも大きな利益を狙えますが、逆に損失が大きくなる事もあります。また、一般的にスワップも無視できない金額になるので、高金利通貨のロングの場合、スワップも狙えます。逆に、高金利通貨のショートの場合はスワップ支払のため、不利になります。損失が大きくなるので、高レバレッジの外国為替証拠金(保証金)取引には適した手法とはいえません。低レバレッジの取引、あるいは外貨預金、外貨MMFに適した方法といえます。

長期投資

 ポジション保有時間は1年以上です。大きく値上がりする事もある株式投資とは違い、外国為替取引に長期投資のメリットはありません。外貨預金、外貨MMF、外国債券の場合は長期投資も考えられます。しかし、通貨下落のリスクを負うので、注意する必要があります。また、外国債券の場合は流動性リスク(売却したい時に買い手がいない)や信用リスク(発行体の債務不履行)にも注意が必要といえます。

ポジション方向により分類されます。

順張り

 トレンドフォローともいいます。上昇局面では買い、下降局面では売りを行う(価格の動いている方向(トレンド)と同じ方向に行う)方法です。「トレンドを友とせよ」と一般的に言われるように、順張りの方が成功する事が多く、損失も少ないのです。しかし、最初に動いた方向から逆に向かう事も多く、注意が必要です。膠着状態あるいはレンジ(ボックス)相場から外れた場合は順張りで取引する必要があります。

逆張り

 上昇局面では売り、下降局面では買いを行う(価格の動いている方向と逆方向に行う)方法です。レンジ(ボックス)相場の中では逆張りが有効です。しかし、一度しっかりしたトレンドができると、逆張りでは大きな損失を被りますので注意する必要があります。

押し目買いと戻り売り

 「押し」とは上昇トレンドにおいて一時的に下がることをいいます。「戻り」とは下降トレンドにおいて一時的に上がる事をいいます。押しの局面(押し目)で買う事を「押し目買い」、戻りの局面で売る事を「戻り売り」といいます。これらは短期的には逆張りのように見えますが、大きなトレンドの中では順張りとなります。また、相場の転換点を「押し」、または「戻り」と間違えてしまうと大きな損失を被りますので注意が必要です。

Buy on Dips,Sell on Rallies

 レンジ相場において、一時的に下がったと所(Dips)で買い、上がった所(Rallies)で売る方法です。レンジ相場でコツコツ利益を積み重ねるのに適しています。しかし、レンジを外れると大きな損失を被りますので注意が必要です。

両建て

 両建て(ヘッジ)とは同じ通貨ペアについて売り買い両方のポジションを持つ事です。両建ての場合、損益は両建てした時点で固定されます。しかし、証拠金が両方に必要となり(片方でよい業者も)、資金効率が悪化する上に、手数料もかかります。またロールオーバーする事で売買にかかるスワップの差を支払う必要があります。このため、両建ては顧客のメリットとならないとされ、認めていない業者も多くあります。

途転(どてん)

 途転(倍返し)とは売り買いのポジションを逆転させる事です。ある通貨ペアを買ったが相場が下がりそうな時、売りに転ずる、またはその逆を行います。相場に見切りを付けて途転を行う事はよくありますが、相場が反転するとさらに損失が膨らむ事もあります。例として、両建てを認めない業者の場合、1万ドルの買いポジションを持っていれば、その2倍の2万ドルの売りを行う事で、1万ドルの買いポジションを決済して、更に1万ドルの売りポジションを持つ事ができます。

難平(なんぴん)

 難平とは損が出ている時に更にポジションを積み増しして、平均コストを下げる事です。相場が反転すれば成功する事もありますが、相場が同じ方向に進めばさらに損が拡大して、大損をする事にもなりかねません。
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