投資信託の基準価格とは、投資信託の単位口数(投資信託に投資した金額を単位口数で割ったもの)に対して、1口あたりの価値を示す価格のことです。この基準価格は、投資信託会社が毎営業日決定し、公表します。
具体的には、例えば「A投資信託」の基準価格が100円の場合、1口あたりの価値が100円ということになります。もし投資家が100口分の投資信託を持っている場合、その評価額は100円 × 100口 = 10,000円になります。
日本の投資信託の場合、基準価格は10,000口単位で公表されることが一般的です。つまり、基準価格は1口あたりの価値を示すため、10,000口単位で公表されることで、投資家が投資信託に必要な金額を把握しやすくなっています。
投資信託の基準価格は、投資信託会社が投資先の市場価格や純資産総額などから算出し、毎営業日公表されます。投資家は、この基準価格を確認することで、自分が持っている投資信託の評価額を知ることができます。また、売却する際の決済価格としても利用されます。